私らしく心地良い暮らしには 私らしさを生きる人たちが
心地良い時間を過ごすために着る 私らしく心地良い服が必要だ


〇 私らしく心地良い暮らし

「落ちて 落ちて 落ちて 底について落ち着くんだな」―相田みつお―

ずいぶん昔のことですが、この言葉に出逢い、
なんて自然体で深い言葉なのだろうと感銘したことを覚えています。

私はというと、いつも自分と人を比べ「自分はこんなことが出来る」「こんな良いところがある」と
うぬぼれ、自分の足りないところ、認めたくないところには目をつむる。
だからいつも心は上がったり下がったりの落ち着かない日々でありました。

思うようにならない現実に、「~ねばならない!~ねばならない!」と自分を追い詰め、
さらに苦悩は増していきました。

そんな中、ある辛い経験を通して「自分ってこんなものなんだ」との気づきをきっかけに、
あるがままの、どうしようもない自分を認めていく心の旅が始まりました。

「そこまではひどくない」「でもそうなのかな??」
「そうかもしれない?」「やはりそうかな・・・」「そうだ!」
それは落ちて、落ちて、落ちていく旅でした。

やがて それはどこまでも続く旅なのだと腑に落ちた時、
そこに心が落ち着く自分がいました。

そして あるがままの自分を受け入れる時、
「後は積み上げるだけだ!」と前向きに心を転じる経験をすることができたのです。



〇 私らしさを生きる

その人らしさとは、人との関わりの中で意味をもち、関わりの中でしか磨かれません。

その人が居ることで、周りが明るくなったり、温かくなったり、和んだり、頼もしかったり、・・・。

周りから如何に多くの信頼を集め、なくてはならない人となっていくかで、
さらに輝きを増していくのだと思えるようになりました。

らしさは 百人いたら、百通りのらしさがあります。

そして 装い(服)はさらにらしさを際立たせ、らしさの深みを増していくことができます。
「一枚の絵は 千の言葉に値する」という言葉がありますが、
まさに装いもそうではないでしょうか? 

装い(服)には、科学・経済学・人間工学・社会学・宗教学・精神・芸術・・・・、
多くの学問が含まれるからです。

私達は学び続けながら、その「らしさ」つくりのお手伝いをしてまいります。



〇 心地良い時間

無理をして(自分を偽って)良い人に成ろうと努力もしてきました。
しかし所詮それは我慢をしているのですから、
逆に心の中で対極にある我儘な自分がクローズアップし、必死で心のバランスをとろうとしました。

そこには常に葛藤が生まれ、心が落ち着くことはありません。
どこまでも自分可愛い心があるからでした。

それでも周りから喜んで頂ける経験は、
心のベクトルがもっと喜んでいただきたいと向いていく経験でもありました。

足りないからこそ、また凸凹の自分だからこそ、
寄り添うことで自分を変えていこうと思えた時、
かつてなかった前向きな心地よい気持ちを経験することができました。

転げたって起き上がればいい。それが良い経験であり、失敗が自分をつくっていく。

あるがままでいいのだ!



〇 私らしく心地良い服が必要だ

ふり返れば沢山の出会いと、素敵な絆をいただき生かされてきました。

その大切な人たちの装いは、いつもその人らしさを醸し出しています。

フォーマルであってもカジュアルであっても、ぶれていない。
それは身だしなみを超え、個性が輝がやいている。そこにその人がどんといるのです。

目指す服とは、相手に失礼にならない身だしなみにとどまるだけでなく、
むしろ感動すらおぼえさせるものでありたい。

それは接する人が心地よく、だからこそ自らも心地よくなっていくのだと思います。
ただ単にAIを駆使して、データーで売れ筋を追う服つくりではなく、
希少性で独自性を演出し、価値をうたうものでもない。
思いのこもった服は私達の精神を高め、心を安らげる力があります。

だからこそ広く多くの人に伝えたいと願っています。

私達が服をつくり そのあと 服が私達をつくる






2020年1月
株式会社オルウェイズ 代表
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