「服の価値の進化(深化)」


私たちは仕事を通し「私らしく心地良い」暮らし方提案をしてまいります。

そのためには、まず私たちから、私らしく心地良い生き方を体得しなければ、
その提案は商売のための口実でしかありません。

「私らしく心地良い」暮らしは、豊かな人間関係の上に成り立ちます。

豊かな人間関係は信頼関係が前提です。
好感をもっていただき、あてにしていただける、
その人らしさがぶれず、さらに良い意味の意外性があれば、信頼は感動と共に深まります。

例えば、誰に対しても公平で、頼まれごとはきっちりと期待以上にこなす謙虚で頼もしい人は、
人に恵まれ豊かな時間に生きます。

私はよく、一円を粗末にするものは、一円に泣くと言われてきました。
大事にするから(感謝ができるから)大事にされるということです。

互いに尊重する心があれば、相手を受け入れ認め、相互理解が醸成され、
相手の心に寄り添うことが出来き、さらに絆は強くなります。


人の印象は、その人の持つ属性(プロフィール・スキル・・・)の中でも、
「温かいか 冷たいか」だけでかなりの部分が決定づけられます。

まさに「北風と太陽」の話の如く、自分中心で冷たい人には誰も心を開きません。
それどころか居心地が悪く、利害関係がなければ一刻も早くそこから離れたくなるものです。

上から目線で押し付けられた正しさでは「そう言う貴方は何?!」「じゃ貴方がやってみたら!」と、
相手は思うでしょう。そんな心無い関係からは生産性の向上も、何の革新も生まれません。
どこまでも相手を大切にする心、優しく(強く)温かくです。

それは、まずは和顔愛語から始めましょう。
(ただし優しさを貫くには、真の強さが必要です。
しかし強さと言っても、無反省で自分を通す強さではありません。)

「幸せだから笑顔になる」かもしれませんが、
笑顔を絶やさない心だからこそ幸せになるのだと思います。
「笑う門には福来る」です。

優しさを装って一時誤魔化せてもメッキはすぐに剥がれるものです。
しかし、優しくなろうと努力する、その努力の継続、
その姿勢が周りに響いていくのではないでしょうか?

行動の根っこは心です。その人が何を大切にしているかは、
その人の行動を見ればわかります。

Always for you !を常に心掛けることが私たちのmind formです。
そのfor youの根っこは広く深く張ることで、
放っておいても喜びの枝葉は繫茂します。

「服の効能」
さて、私たちは様々な時と場で服を使い分けします。

おくつろぎ・おもてなし・お出かけ・安らぎ・ビジネス・儀式・・、
人と、時と場を共有する時、何かしらの暗黙のルール、了解があります。

例えば、冠婚葬祭の場においての装いは、
その場の意味や思いを共有しています、という声なき声であります。
ビジネススーツにあっても、ネクタイをし、襟を正すことは、
相手を尊重し紳士的に物事を運んでいきますとのビジネス社会のコンセンサスでもあります。
病院のドクターや看護師の服装も権威、スペシャリストの象徴で、
お任せしますという心にもなってまいります。

あげればきりがありませんが、服には人間関係を分かり易くし、
その人らしさで場を円滑にしていく大きな力があると思います。

私たちはさらに、お客様の私らしく心地良い生き方のため、
服の持つ力を見直し、再構築し、新たな価値を発信し、
お客様の暮らし、その時と場にあって、
信頼の絆を醸成する温かい関係つくりのお手伝いに資してまいりたいと願います。

「服は絆の縁(よすが)」
近年、ネットの普及も相まって、人と人との関わり合いが希薄になってきているように感じます。
目の前の人と前向きなコミュニケーションを重ねるからこそ、
豊かな感性と多様性を身につけていくこともできるのですが、
ネットでの独り言、見えない相手と重ねるやり取りは、疑似現実に陥りやすく、
リアルな人間関係に不適応になりがちです。

だから余計に人とのかかわり合いが鬱陶しく、
ストレスやプレッシャーとなってしまい、他者性という人間社会の根幹を否定してしまう。
それはまさに今の風潮、【~ファースト】に重なっています。

「私が良ければいい」の行き着く先は
「人はどうでもいい」と云うことで、まったくの同義語であります。
個人幻想の総和が国家幻想で、近年の世界的な対立観は政治が問題なのではなく、
それが私たちの心の集合・反映であれば、私たちこそここで立ち止まり、
人に優しく地球に優しい生き方・文化の醸成に真剣に向けていかなければと考えます。

真に広い視野と知見をもって社会の要請を知り、
響く価値と伝える力を持たなければならないと思います。

さて、心地よいとは良き信頼関係の上にあります。
ただ 信頼関係とは相手につくってもらうものではなく、
自らが寄り添い相手に心を開いていただくことから始まります。

心を開いてくださるから、こちらの心が相手に響いていきます。

和顔愛語も心の扉を開く鍵ですね。
そしてそこに服も大きな力を発揮します。
それを二つの側面から考えてみます。

「自分で感じる事(自分の側面)」
例えばスーツを着た時と、ジーンズを着た時では随分気持ちが違います。
何故でしょう? それはこうありたい自分(自己承認欲求)を他人の目で確認をし、
ありたい自分を生きていることの喜び、充足感を感じているからではないでしょうか?

さらに、着易さ・着心地の良さは低ストレスでより自然体でいられます。
扱いやすさ(家で洗える・あまり手間がかからない)はストレスを軽減します。
飽きがこず、長持ちはエコロジーでエコノミー。それは素直に嬉しいものです。
そしてそれは私らしく心地良いに通じます。
こちらが自然体で接するから、接する相手も自然体でいられるのではないでしょうか。

「人が感じる事(他者からの側面)」
人の着る服でその人の好みの背景(育った環境・興味・憧れ・感性・・・)や、
人柄、職業、オンかオフか・・・、様々な情報が伝わってきます。

そもそも情報とはその人の理解に繋がり、スムーズなコミュニケーションの助けともなります。
人は未知なるものに不安をいだきますが、理解することで心が落ち着き余裕ができます。
だからさらに相手との相互理解も深まり、ストレスを軽減でき信頼関係の実感は喜びともなり、
私らしく心地良いに通じていきます。

そもそも人間とは人の間と書きます。私たちの行動の元はここに由来します。
当然、服一着選ぶのも他者性をもって選ぶはずです。
お客様が選ぶ一着、そこにはその人の生き方・人生が込められていると言っても過言ではありません。
であれば、私たちがこの会社の何処に所属していようが、
商品開発であれ、売り方(伝え方)であれ、
私たちのお客様にお応えする生き方が問われていくのではないでしょうか?

「ブランドに込める意味」
【always】は、お客様の「私らしく心地良い」暮らし方の常態を願い、
そのためにいつも実践し続けるもので、それを「人に優しく地球に優しい」に結びます。

人は一人で生きていくことはできません。「人」という字がそれを表しています。
支え合って初めて生きることができるのであれば、それは、「支えてもらおう!」ではなく
「支えていこう!」との心構えと実践でより良く成り立っていくのだと思います。

当社の新ブランド【51coladd】 の51は、相手と自分が半分ずつ折半ということではなく、
少しでも相手に向けていこう、プラスにしていこう、とのマインドの象徴でもあります。

「絆を大事にしたくなる服」
人の苦しみは人間関係に由るものであれば、逆も真なりで、
人の喜びも人間関係に由ります。
であればその縁(よすが)である服の価値を再発見し、
今一度「私らしく心地良い」暮らし方・文化を、まずは服という視点から
【おくつろぎ・おもてなし・安らぎ・お出かけ】の在り方を深め、磨き、発信し、
お客様を喜びの人間関係に押し出していきたいと念います。

「オペレーターからイノベーターに」
新しい仕事など覚えこむまでは(基本を身につけるまでは)、普通誰も一生懸命にできるのですが、
慣れてくると二つの分かれ道があります。

一つの道は、
ルール(手段)を作り運用して慣れてくると、
維持することが第一義(ここで手段が目的化する)となり、
何をするための手段であったのかを忘れてしまう。

目的意識が希薄となれば、こうやればもっと目的に近づけるという思考が停止し、
やがては「こなすだけの人」となり、ひいては言われたことしかしなくなる指示待ち人間と化し
「こうだから出来ない!」と、ネガティブな言葉まで出てしまう。
それは周りの前向きな人たちのエネルギーをストレスで消耗させ、
組織を劣化させ、発展の阻害要因ともなります。

もう一つの道は
強い目的意識を持ち、常に時代に寄り添い、可能性を否定せず、
仮説・検証を弛まず行い、先を示し結果を出していく道です。

それは目的成就に向けてのグランドデザインをもって、
効果・優先順位・取り組む方向・施策・スピード・・・と、
実践実証し、より高い価値を生み出していく道です。

以上、人と人のつながりが心もとない時代だからこそ、
その絆を取り戻し拡げていただく、その仕事が生活文化向上に資することであり、
実践していくプロとしてのやりがいではないでしょうか。

日々唱和するAlways actionの意味をかみしめながら、
新たなる服(暮らし方)の価値を見つけ、発信していきたいと思います。

Always action
ひとつ 私たちはお客様の生活文化向上に、always actionで取り組みます。

ひとつ 私たちは出会いと交流に努め、always actionの実践を行います。

ひとつ 私たちは仕事のプロとして、目標達成にalways action

で全力を尽くします。


2018年1月
株式会社オルウェイズ 代表
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